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今から20年前・・・

当時、シフォンケーキがまだ日本のコンビニやケーキ屋さんにさえ並んでいなかった。

フワフワのシフォンケーキが作りたくて、何度も焼いてはトライし

当時使用していた平釜のオーブンでもう気がつけば1年も経ち一体何百個のシフォンケーキを焼いたんだろう・・・笑

ズボラな自分がたどり着いたレシピは、計量しやすくするために至ってシンプルにまとめ上げたが

納得のいくレシピにたどり着くことができた。

しかし、レシピは決まっても微妙な調整は体で覚えたりする。



そして何よりメレンゲとの合わせ方とタイミング、素早さ。

なぜかと言えば、21センチ型のシフォンケーキを2台分焼く場合に求められる技術。

そして決め手は小麦粉の量と加えるオイルの量。

たかがシフォン、されどシフォンケーキなのである。

今となってはこのオイルは「コメ油」を使用しているが

当時はいわゆるサラダ油。スーパーに米油なんて並んでいなかったからだ。笑

思いの外この「油」の量が多い・・・なら良質のものに変えたいと思いコメ油に変えた。

小麦粉は薄力粉を半分と、米粉を半分。もちろん国産で無農薬。

全て米粉にすると、どうしてもあの独特な跳ね返る元気さが失せてしまう気がしたから。

微妙な出来栄えに納得が行ったり行かなかったり・・・

そしてまたフレイバーを色々と変えてみたり・・・

しかしながらたどり着いたのは、やっぱりスタンダードのタマゴとミルクで作った優しいシフォンだった。



心が上がるミルクとの出会い・・・

北海道に、富良野デリスという今では知る人ぞ知る有名なケーキ屋さんがある。

渋谷のイタリアンでアルバイトをしていたときに、ピザ場の後ろにある

ショーケースに並んだザックリとした素朴なケーキたち・・・

私はこのケーキたちにズボラな自分を照らし合わせたのか心奪われた。

モンブランはなんとも言えない優しい味としつこくない見た目・・・

バナナのタルトはその存在感をあまり感じさせないながらも

しっかりとアピールしてくる強者・・・

そのケーキたちを作る藤田シェフのお菓子の世界をもっと知りたい・・

と思い、退職後にパリで仕事をしていたときに、わがままを言って先輩に紹介してもらったのが

初めての出会いだった。

そしてこれもまたご縁だったのか、たまたまフランス旅行に来られていた

藤田御夫妻とパリのオペラ座近くのカフェでご対面させていただきました。

前置きが長くなりましたが・・・藤田シェフが私にお勧めしてくれた

「おこっぺの牛乳」・・当時富良野からおこっぺまでの距離さえわからず

北海道を知らない私はレンタカーで一人富良野から「おこっぺ」を目指しました。

ミルクへの思い・・・

パリではカフェオレ・・・イタリアではカフェラッテ・・・

コーヒーには必ずミルクを入れていた自分ですが

なぜかイタリアで朝から飲みたくもないコテコテのダブルエスプレッソを

笑顔と共に運んできてくれるアンドレア・・・

それに負けて、無理して飲むこと3日間

不思議と体が慣れてきたのを感じて1週間もしたら

美味しいと感じるように・・・

そんなイタリア時代を過ごしたのか、ミルクへの思いを少し忘れてしまった時期があった。

帰国後の趣味で行った朝霧カントリークラブでのラウンド

山梨県の富士河口湖町富士ヶ嶺は過去の「上九一色村」

平成生まれはもう知らないと思う。笑

日本中が釘付けになったいや、世界からも注目されたあの場所から直ぐの

ゴルフ場に行った時のこと、ここのランチはブッフェ形式で

デザートも好きなだけ食べられる私にとっては心が上がるランチタイム。

そこで出会ってしまったのが「あさぎり高原牛乳」だ。

ブッフェでももちろん飲み放題で好きなだけいただける。

初めて飲んだこのミルクの味が忘れられない体験となる。

そしてこの牛乳をスイーツに使いたい、そう思わずにはいられないほど

私にとって思い出深いこのミルクとの出会いだった。

全てが揃ったら・・・

シフォンケーキの材料は至ってシンプルだ。

水分

砂糖

配合やフレイバーは違うかもしれないが

たったのこの5つの材料からなる魅惑のケーキは

なぜだか私を虜にした。

そしてこのシフォンを頂くときに欠かせないものがある。

生クリームだ。

フレッシュクリームとも言っているが

この生クリームの定義もきちんと説明しておきたい。

世の中の多くの人が間違えている現実がある。

ホイップクリームのことである。

これは生クリームではない。

鼻から息を抜くように食べるとわかると思うが

そもそもそんな風に味わう人も多くはない。

だが、そこだけは認識しておいて欲しい。

植物性のホイップと動物性のフレッシュクリームの格段の違いを・・。

なので、フレッシュ生クリームと一緒にいただく事を前提に

このシフォンケーキをお召し上がりいただきたいのです。

最高の状態のフレッシュ生クリームとシフォンケーキ。

至福の時をお過ごしいただきたい・・・。心よりそう願って・・・。

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