失敗してしまう店舗経営の4つの特徴
こんにちは。MEGUMIです。
ここでは、自分を含め!
ここでは店舗オーナーからによく聞く失敗から4つをピックアップ。
実践に生かしてほしい重要なポイントについてお伝えしています。
失敗または閉業してしまうお店の原因は驚くほどに共通しているといわれます。
この記事で紹介する問題や失敗をおかさないためにも
ぜひご自身のお店、将来お持ちになりたいお店に当てはめて考えてみてください。
私の場合は飲食店ですが
幸い運転資金に関してはかなりの余裕があったので大丈夫でしたが
アルバイトスタッフや集客に関してはかなり大変な思いをしました。
どんなお店でも成功する法則はありませんが
「どんなお店でも失敗する法則」はたくさんあると言われています。
◻︎多くの「失敗経験」から上手に学ぶ!
失敗や問題の原因がわかっているなら
その原因と対策を知って、自身のお店に生かすことも大切だと思いましたので
こちらでお伝えしようと思いました。
この記事でわかることは店舗オーナーより実際に聞いた生の声を元に
開業後によくある問題や原因とそれについての対策を綴っています。
- 運転資金が足らなくなってしまう
- 自分のお店や商品を過信した
- スタッフが続かない・教育できない
- 集客が思うほどできなかった
どれも当たり前のことかもしれませんが
当たり前のことを、当たり前にこなすのが意外と難しかったりします。
つか、これが一番難しい!
ここで紹介する④つのポイントは「当たり前のこと」と思われるかもしれませんが
いざ開店してみるとすべてを押さえることはなかなか難しいといわれる部分です。
さらに店舗が走り出してからの軌道修正は難しくなると思いますが
諦めずに、4つの特徴から見た対策を意識して取り組むことにより
失敗へ繋がるリスクが減るとしたらやらない理由はないと思います。
よくある重要な4つの問題
店舗を持つと言うことはまずは経営の基盤を整え「失敗しないこと」を
優先して考えることが大切になってきます。
いきなり成功を目指すよりもここでは
オーナー様からよく聞く問題を4つピックアップし
原因と対策ををまとめました。
1: 運転資金が足らなくなる
あれ・・?ジャガイモも買えないっけ?んなわけないわ。
銀行口座の残高・・
現金が尽きてしまう・・・
新たな借金をしなければ
スタッフのお給料も支払えない、食材の仕入れもできない
そして家賃さえ支払えない・・・そんな風になってしまう状態です。
考えただけでもゾッとします。え?しませんか?
しない場合は・・・優秀ですので、そっと退散ください・・・。
読み進める必要はないかと存じます・・・^^;
考えられる原因
☑️原価計算をしていない。(飲食店によくある問題です)
☑️損益ばかりに注視、また売上ばかり気にしすぎて
経費の計算や商品の値段のバランスなどを考えていなかった
☑️現金の準備の認識が甘かった
☑️自分の生活費とお店の売上が一緒(そもそも財布を分けていなかった)
取るべき対策
★きちんと原価計算をする。(そりゃそうだよって、してない人意外と多いですよ!?)
最近では無料で作成できるシートなども出ています。
数字を知ることにより、より経営に強いオーナーとして
それだけでない部分にも気がつけるようになってきます。
★何がお店の「売り」商品なのか?
経費の計算や原価計算をしないのと同じで
かけて良い部分とかけすぎてはいけない部分が見えていない場合は
仕入れや経費の上限をまず決めて調整します。
経理の体制を整えることは商品やお店の外観を整えることと同じくらい注力したいものです。
★余裕のある運転資金の調達
短い人で3ヶ月、平均6ヶ月程の運転資金を準備する方が多いですが
余裕を持って、それ以上準備する場合もあるかもしれません。
自分のタイプや経営状況にもよりますが
世の中必ず成功する保証はどこにもありません。
最悪の事態に備えるのは経営者の責任でもあります。
★必ず店舗の現金を分けておく。(自分の生活費などに使わない)
普段から店舗と自分の生活費の通帳・財布を確実に分け
お店の資産管理を見える化しておきます。
個人事業主は自分の生活費と混ぜて考えてしまう傾向にあるといわれています。
株式会社でさえ、そのような場合もあるようですが
これは絶対にしてはいけない管理体制です。
当たり前のことばかりですが意外とできていない人多かったりします・・・
2: 自分のお店や商品を過信し過ぎた
私のパンケーキは世界一よ
「美味しい商品を提供すれば、お客様は来てくれる」
「良い商品を作ればお客さんは来てくれる」
と思っている人がとても多いし、私もそう思ってましたよ!
はじめは宣伝にお金を掛けられない場合、「クチコミ」の
効果が大きいのは事実かもしれません。
この口コミを期待しても、過信してもいけません。
確かに口コミで広がったお店もあります。
でも実際は今だから言えますが、お客さんが来ない辛さ
ギリギリだった状況は言葉では表せない辛い経験です。できればもうしたくないですわホンマ
自分の商品に自信があるのはもちろん良いことですが
それだけに頼ってしまうのも超危険!
そのような口コミを期待し、売る努力(集客やマーケティング)をせず
お店の損益分岐点を超え十分な利益が出るまでにどれだけの時間が掛かるか・・・
またそれまでの間耐えられる十分な資金はあるのか・・?
その前に、商品を売る努力をする方がよっぽど健全ですし、安全だと思います。はい。
考えられる原因
商品、サービスさえ良ければお客様は来ると考えていた
MENUや商品が、本当は多くの消費者に受入れられるものではなかった
取るべき対策
★ホームページ、販促チラシ、イベントの企画、ポイントカードやプレスリリースなど
販促やお店を知ってもらう方法に取り組む。
集客とはお客さんとの接触回数を増やすことでもあります。
それぞれの効果的な活用方法で、多くの人に知ってもらう取り組みが必要です。
効果的なチラシの作成や撒き方に関しての記事はこちらに綴っています。
3:スタッフが続かない・教育できない
これって結構難しいんだよね・・・
そもそもお店の経営がオーナー1人だと限界があります。
そこで一緒に働くスタッフが必要となりますが
求人広告にお金をかけてせっかく採用・教育したのに
短期間で辞めてしまっては経費の無駄ですし
お店にとっても大変な痛手です。ホント、泣きたくなります。(私だけ?←打たれ弱い)
しまいにはお店から何か盗まれて行かれた・・(笑)
原因としてお店の体制にも問題があるかもしれないし
またオーナーとしての誠実な対応が求められるところでもあります。
考えられる原因
☑️働く条件や環境の悪さ(残業が多い、楽しくない・キツイ・汚い・危険など・・)
☑️スタッフの間のコミュニケーションの問題
☑️募集されている内容と実際の働いた条件が違う
☑️作業がマニュアル化されておらずわかり辛い、習得が難しい
取るべき対策
★働く条件や環境の改善(スタッフのマネジメント、新人スタッフのサポートなど)
職人はそもそもコミュニケーションが苦手な人が多いと感じます。
目の前の事に真剣に黙々と取り組んで来た方が多いからなのかもしれません。
なので、スタッフのマネジメントは難しいのかも知れません。
以前、超繁忙期のクリスマスの前に従業員がこぞってストライキ
悲劇のお菓子屋さんオーナーから相談の電話をいただいたことがあります。
普段から全くスタッフとコミュニケーションが取れていなかった事を感じました。
★スタッフ間の交流を風通しがよくなるよう促進する
スタッフのマネジメントにも通じますが、やっているのは「人」です。
心が通じ合わないと、スムーズなサービスや心のこもった接客や仕事はできません。
一人一人を大切にし、尊重することから始めなければいけません。
★募集要項の見直しと改善
募集時や面接でしっかりと詳細を伝える、意外とこのようなことが
できていない場合があります。
募集要項で、こちらの細かな条件や要望を
しっかりと記載する事によりそれに準ずる人が応募してきてくれます。
厳しい条件の前に、仕事に対する思いや熱意を記載すると伝わりやすいです。
★作業マニュアルの作成
個人店になると、なかなかマニュアル作成まで行き届かない場合が多いですが
このマニュアルの効果はかなりあると感じます。
人は言葉で「見える化」する事により
口頭で伝える以上の結果や効果があると言われています。
なぜそうするのか?に対しての理由付けも付け加える事により
より伝わりやすいマニュアルが作成できます。
4: 思うような集客ができなかった
お塩で疑問をぶつけたけど・・全然解決しない
開業してから集客ができず、苦しむケースが非常に多いです。
そして私もその一人でした。
これくらいの集客はできるだろうと予想してはいますが
実際にその予想通りにいかないことがほとんどではないでしょうか。
売る努力をしていないケースもありますが
売上予測が甘いケースも多いと感じます。
集客できない=売上高が上がらない
ということですので致命的な原因は避けて通りたいです。
売上予測をする場合の2つの必須項目
●店舗前の人の流れを読む
平日と土日休日、そして朝、昼、夜と現場でチェックします。
面倒臭い気もしますが、開店してからの
お客さんが来ない苦労からしたらハナクソです。(表現が美しくなくてすみません。)
地方や田舎に関しては、交通量や渋滞の頻度、時間、幹線道路何か
生活道路かなどの確認をします。
○地域の競合店のリサーチ
競合店の有無はもちろん売上高も参考にします。
そんな、売上高?わからないでしょ?
と思うかもわかりませんが、ざっくりで良いのです。
誰でも調査可能です。探偵気分、覆面調査気分で意外と楽しいものです。
平日のランチの人数、客席数、一度行けばMENUや単価がわかります。
1週間も店の前に立てば、大体予測がつきます。
怪しい人と間違えられないように毎日いく手もありますが・・・
過去、地域の競合店リサーチで1週間の調査をした店舗オーナー様の話も聞きました。
ほんと、根性で心から溢れる熱意に感動した記憶があります。
そして5店舗の近隣のリサーチも1ヶ月かけてしていました。
ここまでやれとは言いませんが・・・
やった末にはそこから学べる知識や経験が自分の財産となると思います。
オーナーはその後やはり成功しましたが
これくらいしても損はないし今ではここまでしなくとも
どんなお店が地域にあるのかはパソコンやスマホ一つである程度わかる時代です。
リサーチは簡単にできますのでおすすめします。
考えられる原因
☑️リサーチやデータを参考にせず自分の好みや感覚で立地を決めてしまった。
☑️なかなか理想の物件が見つからないので、妥協して決めてしまった。
☑️消費者に認知されていない(広告・販促活動不足)
☑️リピーター率が低い
取るべき対策
★出店する前の細かな立地と物件選び
コンセプトに合わせて立地を選ぶのではなく
立地に合わせてコンセプトを決めるという方法もありますが
絶対的な正解の立地というのはありません。
★妥協する前にリサーチする
コンセプトの明確化や、様々な良い条件が重なれば
地方都市や家賃の安い物件でも繁盛店は可能になってきます。
しっかりとリサーチする事により現状を知ることができます。
現状を知った上で取り組む販促活動は結果が出やすいです。
闇雲に、適当に、なんとなく・・・がよくないのはわかるかと思います。
でも、やることがお過ぎてそのような気持ちになってしまうのもわかります。
そこをグッとこらえて・・・リサーチにも注力することをお勧めします。
★リピーターさんへの接触手段を作る
お客さんやリピーターさんが来ないという方に
多いのが顧客管理や名簿を作っていない
あっても活用していないという方が殆どです。
名簿がないなら作る取り組みが必要ですし
名簿があるならそのお客様に向けて情報発信をします。
まとめ
○運転資金が底を突かないために
★きちんと原価計算をする。
★仕入れや経費の上限をまず決めて調整し経理の体制を整える。
○自分のお店の商品やサービスだけに頼らない
★口コミに期待せず、集客や半んそく活動にも取り組む。
★お客さんとの接触回数を増やし、思い出してもらう。
○スタッフが続かない・教育できない
★働く条件や環境の改善
★スタッフのマネジメントもしっかりと考える。
★募集要項の見直しと改善
★作業マニュアルの作成
○思うような集客ができない
★出店する前の細かな立地と物件選び
★妥協する前にリサーチする
ざっと目を通しても、当たり前のことに感じますが
実際にいざ取り組んでみると
意外と大変だったり、具体底な行動がわからなかったりもします。
私が苦労したのは、従業員の意識の改革です。
オーナーと同じような思いで仕事をしてくれる人は
なかなかいません。
そこをどうマネジメントしてそして仕事に意味を見出して
楽しんで、やりがいを持って取り組んでもらえるか?
それはやはりオーナーの熱い想いやビジョンだったり
熱意が伝わった時だと感じています。
ある程度のクオリティを求めるにはマニュアルは必須だと思うのは
そこまで手が回らないときに、マニュアルがあると伝わるからです。
トイレ掃除一つにしても、マニュアル化されている、しないとでは
お掃除後の出来が違ったりします。
対策といっても具体的にはとても細かなことだったりしますが
取り組むことに意味があり、そこで初めてわかることがあると思います。
目の前の作品と同じくらい大切に
集客やマーケティングにも取り組み
多くのお客さんにあなたの素敵なお店を発信していっていただければと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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