職人オーナーでもできる集客|毎日の仕事を「伝わる形」に

職人オーナーでもできる集客|毎日の仕事を「伝わる形」に

MARKETING | 集客のきほん

「つくるのは得意。でも、売るのは苦手」――お菓子や料理、手しごとの腕に自信がある職人オーナーほど、集客で手が止まってしまうことがあります。でも、集客のためにキャラクターを変える必要はありません。この記事では、職人オーナーが毎日の仕事の延長でできる集客を、具体的にお伝えします。

▶ この記事を読むとわかること

  • 職人オーナーが集客でつまずきやすい理由
  • 毎日の仕事の中にある「伝えるネタ」の見つけ方
  • 来てくれたお客様を「また来る人」に変えるしくみ

職人の腕は、伝わってはじめて集客になる

職人オーナーの強みは、本物をつくれることです。ただ、どんなにおいしくても、知られていなければ、お客様は来てくれません。

職人さんほど「いいものをつくれば、わかる人にはわかる」と考えがちです。それは半分本当で、半分はもったいない考え方です。

わかってもらうための入り口をつくるのも、お店の仕事のひとつです。

▶ わたしの場合

目の前のことに精一杯で、なかなか伝える時間や気力もなかった

「伝えるネタ」は、毎日の仕事の中にある

特別なイベントや、新しい企画を考えなくても大丈夫です。職人にとって当たり前のことが、お客様にとっては新鮮で、知りたいことです。

  • 仕込みの様子:生地を休ませる、ソースを煮詰める、フルーツを切る。手元の写真だけでも伝わります
  • 素材の理由:「なぜこの粉なのか」「なぜこのクリームなのか」。こだわりの理由が、選ばれる理由になります
  • 失敗とやり直し:「今日は焼き色が気に入らなくて、もう一度」。その誠実さが信頼になります
  • 季節の変化:旬のフルーツ、気温で変わる生地の扱い。季節の話は、何度でも使えるネタです

写真が苦手でも、スマホで1枚撮って、ひとこと添えるだけで十分です。続けるコツはInstagramが毎日続かない人へで紹介しています。

「話すのが苦手」でもできる、店頭での集客

SNSだけが集客ではありません。お店に来てくれた人は、いちばん大切なお客様です。

  1. ショップカードを手渡しする
    「よかったら、どうぞ」の一言だけで大丈夫。名前と場所を覚えてもらえます。
  2. POPに「ひとことの説明」を書く
    話すのが苦手なら、書いて伝えましょう。「今日のいちごは、とても甘いです」の一行で、選ぶ楽しさが生まれます。
  3. LINEの友だち登録をおすすめする
    営業日や新メニューを、直接お知らせできるようになります。

LINEのくわしい使い方は、LINE予約で廃棄を減らすでお伝えしています。

「また来たい」を「また来た」に変える

新しいお客様を探すより、一度来てくれた人にもう一度来てもらうほうが、ずっと小さな力でできます。

  • お客様の顔と好みを覚える(覚えられないときは、メモに残す)
  • 季節の限定メニューで、「次の楽しみ」をつくる
  • LINEで「今週から始まりました」とお知らせする
  • ていねいな一枚を、毎回変わらずにつくる

結局のところ、職人オーナーのいちばんの集客は、「また食べたい」と思ってもらえる一枚です。発信は、その一枚に出会ってもらうための入り口です。

「売りこむのは苦手…」という職人さんへ

「自分のことを宣伝するのは、気が引ける」
宣伝ではなく、お客様への「ご案内」だと考えてみてください。どこで、いつ、どんなものが買えるのか。それを知らせることは、楽しみにしてくれる人への親切です。

「毎日なんて、続けられない」
毎日でなくて大丈夫です。週に2〜3回でも、続けることのほうが大切です。仕込みのついでに1枚撮る、くらいから始めましょう。

よくある質問

顔を出さないと、集客はむずかしいですか?

顔を出さなくても大丈夫です。手元・商品・お店の雰囲気だけで発信しているお店もたくさんあります。大切なのは、だれがどんな思いでつくっているかが伝わることです。

何から始めればいいですか?

まずはショップカードとLINEの友だち登録から。来てくれた人とつながるしくみが、いちばん確実な集客の土台になります。

集客の相談だけでもできますか?

できます。クレープ以外のお店の集客のご相談も、小さな商い設計室で承っています。

まとめ|職人の腕は、伝えた分だけ届く

職人オーナーの集客は、派手な宣伝ではなく、毎日の仕事を「伝わる形」にすることから始まります。仕込み、素材、季節の話。

あなたにとって当たり前のことが、お客様にとっては知りたいことです。

小さな商い設計室・Pari Paris Crepeでは、お店づくりから集客まで、一緒に考えます。「何から伝えたらいい?」

という段階から、LINEでお気軽にお問い合わせください。

平野めぐみ(Megumi)

この記事を書いた人

平野めぐみ(Megumi)|Pari Paris Crepe 代表・パティシエール
カナダのホテル調理専門学校を卒業後、パリのショコラティエで修業、イタリアの5つ星ホテルの厨房を経て、パティスリーを開業。現在はモンブラン専門店・クレープ店を営みながら「小さな商い設計室」として小さなお店の開業を支援をしています。

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