週1回の出店で「売れる」を確かめる方法|次へ進む目安

週1回の出店で「売れる」を確かめる方法|次へ進む目安

TEST | 数字で確かめる

週1回のお店を始めてみたけれど、「これって、うまくいっているのかな?」と迷っていませんか。売れた・売れなかったを気分で決めてしまうと、続けるのも、やめるのもこわくなります。この記事では、週1回の出店で「売れる」を数字で確かめる方法と、次へ進む目安の決め方をお伝えします!

▶ この記事を読むとわかること

  • 週1回の出店で、毎回つけたい記録
  • 「売れている」を判断する3つの数字
  • 回数をふやす・見直す、を決める目安の作り方

「売れる」は、気分ではなく数字で決める

結論から言います。週1回のお店は、「売れたかどうか」を毎回の数字で決めるのがいちばんです。

理由:気分で決めると、いい日と悪い日にふり回されるから

たくさん売れた日は「いける!」と思い、雨で売れなかった日は「もうだめかも」と落ちこむ。これ、だれでもあります。

でも、1日の結果だけで決めると、判断がぶれます。何回か分の数字を並べて見ると、本当の手ごたえが見えてきます。

週1回で試す始め方そのものは会社員のままクレープ屋を試す方法で書いています。この記事は、その「試したあと」の話です。

毎回つけたい記録は、この5つだけ

記録は、むずかしくしないのが続けるコツです。ノート1冊、またはスマホのメモで十分です。

  1. 売れた数
    メニューごとに何個売れたか。
  2. 売上
    その日に入ってきたお金の合計。
  3. かかったお金
    材料費・包材・使用料・交通費など。
  4. 来てくれた人
    はじめての人と、また来てくれた人を分けて。
  5. その日のメモ
    天気、近くのイベント、お客さんのひと言。

とくに大事なのが、「また来てくれた人」です。一度きりの人が多いのか、くり返し来てくれる人がいるのか。ここで、お店の育ち方が見えてきます。

「売れている」を判断する3つの数字

記録がたまったら、次の3つを見てください。

数字見るところこうなっていたら、いい流れ
1回の手残り売上 −(材料費+使用料など)毎回、プラスで終われている
リピートの割合また来てくれた人 ÷ 来てくれた人回を重ねるごとに少しずつ上がる
時間あたり手残り ÷ 準備から片づけまでの時間自分が「これなら続けられる」と思える金額

いちばん見落としやすいのが、時間あたりです。売上がよくても、仕込みに何時間もかかっていたら、ずっとは続きません。

数字にすると、メニューのしぼり方や仕込みの工夫が見えてきます。

値段と原価の決め方はクレープの値段の決め方、利益のしくみはクレープ屋って儲かるの?にまとめています。

次へ進む目安は「始める前」に決めておく

いちばん大切なのは、目安を先に決めておくことです。始めてから決めると、どうしても気持ちに流されます。

  • 期間:まずは3ヶ月(12回くらい)続けてから判断する
  • 進む目安:例「手残りが毎回プラス」「リピートの人が毎回いる」がそろったら、月2回にふやす
  • 見直す目安:例「3ヶ月続けても手残りがマイナス」なら、メニュー・値段・場所を見直す

目安の数字は、人によってちがって大丈夫です。大事なのは、自分で決めた線を、紙に書いておくこと。

そうすると、売れない日があっても「まだ判断の日じゃない」と落ち着いていられます。

見直すのは「全部」ではなく「1つずつ」

うまくいかないとき、メニューも値段も場所も一度に変えたくなります。でも、全部変えると、何が効いたのかわからなくなります。

変えるのは1回に1つ。これも、試すときのコツです。

「数字を見るのが、こわい」と思ったら

「計算が苦手で、数字を見るとしんどくなる」
最初は、売れた数と売上だけでも大丈夫です。慣れてきたら、かかったお金を足していきましょう。完璧な帳簿より、毎回つけることのほうがずっと大事です。

「売れなかった数字を見て、心が折れそう」
売れなかった日の数字こそ、宝ものです。「この曜日は弱い」「この値段だと手が出にくい」がわかれば、次の一手が決まります。失敗ではなく、確かめられたということです。

「目安なんて、どう決めればいいかわからない」
まずは「毎回プラスで終わる」だけを目安にしてみてください。そこから少しずつ、自分らしい線にしていけばいいんです。

まとめ|記録をつけて、決めた線で判断する!

週1回のお店は、毎回5つの記録をつける。3つの数字で見る。進む・見直すの目安は、始める前に決めておく。この流れで、気分にふり回されずに次の一歩を選べます。

「自分の場合、どんな目安にすればいいんだろう?」と思った方へ。

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平野めぐみ(Megumi)

この記事を書いた人

平野めぐみ(Megumi)|Pari Paris Crepe 代表・パティシエール
カナダのホテル調理専門学校を卒業後、パリのショコラティエで修業、イタリアの5つ星ホテルの厨房を経て、パティスリーを開業。現在はモンブラン専門店・クレープ店を営みながら「小さな商い設計室」として小さなお店の開業を支援をしています。

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